レーザーカッターとMDFで新居で必要なモノを作った話
転職するので引っ越しすることに
転職に伴い、前職の会社の寮から出なくてはならなくなりました。
前職のときは寮の最寄駅から会社最寄駅まで電車で40分程度かかっていたのですが、築年数が15年程度だったため比較的設備は良いものでした。
今回の引っ越しでは築年数30年以内で電車で15分程度で行ける物件を探すことにし、条件に合った物件を見つけたのですが入居後...
- キッチンの流し台下の収納が腐っている問題
- ディスプレイに直射日光当たる問題
- 間取り狭いため、机の位置がどうしても窓際になってしまった
という2つの問題に直面しました。これらの問題をレーザーカッターとMDF板で解決できたので紹介します。
新居の問題
問題1. キッチンの流し台下の収納が腐っている問題
ちょっと意味がわからないかもしれないですが、入居してから腐っていることに気付きました。
問題2. ディスプレイに直射日光当たる問題
PCとNintendo Switch用に使っているディスプレイの設置位置が窓際になってしまい、南向きの直射日光に当たってしまうため、ディスプレイの裏側が過熱するという問題が発生しました。
そうだ、レーザーカッターで解決しよう!
以前に柏の葉キャンパスにあるKOILのKOIL FACTORYでレーザーカッターの講習を受け、ライセンスのようなものを持っていたため、レーザーカッターの利用予約すればすぐに使えるという状況でした。
今回も、KOIL FACTORYにあるレーザーカッターと、そこで販売されている2.5mm厚のMDF板(中密度繊維板)を利用することにしました。
レーザーカッター利用のおおまかな流れは以下の通りです:
- 家のWindows PCにインストールしてあるIllustrator CS6で適当な図面を作成
- .aiファイルをUSBメモリで保存
- KOILにUSBメモリを持ち込み、KOIL FACTORY内のPCのIllustrator CS6で.aiファイルを読み込み
- レーザーカッターはPC上はプリンタとして認識しているので、印刷を実行
- 素材をレーザーカッターにセットし、カットの始点を調整する
- レーザーを出力してカットする
赤線はレーザーカッターでレーザーを出力してカットする部分の定義で、黒線は補助線として使っています。
問題1. キッチンの流し台下の収納が腐っている問題
腐っていた板をMDF板で覆い被すことに成功しました。なんということでしょう!
KOILにいた方に「靴用の防水スプレーをかけておくと耐水性能が上がるかもしれない」というアドバイスをいただき、アメダスの防水スプレーを4回くらい重ね塗りしたところ、水に強い板に仕上げることができました。
レーザーカッターでMDF板をカット中の様子 pic.twitter.com/GrQQEGvSEB
— mascii (@mascii_k) 2018年6月3日
問題2. ディスプレイに直射日光当たる問題
モニターアーム用のネジ穴(VESAという規格で寸法等が定められています)にMDF製の日除けを取り付けることができました。これでディスプレイの過熱を防ぐことに成功しました!
ディスプレイ正面から見てもこのMDFは見えないよう、ディスプレイよりも少し小さめに作ったため、MDF製の日除けを装着していることを気にすることなく使えています。
なお、VESAマウントに取り付けるためのネジ(M4)は、秋葉原にある西川電子部品さんで購入しました。
まとめ
一点物で必要なモノがレーザーカッターや3Dプリンタで簡単に作れる良い時代になったな~と思います。
3Dプリンタはまだ使ったことがないので、機会があればチャレンジしてみたいです。
最近、趣味のIoT関連でKiCadでオリジナルのプリント基板を発注したので、今度はそのことを書こうかと思います -> 書きました!
KiCadでオリジナルのプリント基板を作ってみた